大変申し訳ありません。ペンション野の花は、ゴールデンウィークのコロナ自粛以来勝手に自粛をさせていただいて現在に至っております。
そんな中、10月に突如飛び込んできたのは「実践大学校がメガファームを誘致する。」というニュースです。校長はいつでも説明会に応じるというので行って見ると。実践大学校を運営している農村厚生協会が経営難に陥り、そのために土地を売ってメガファームを誘致するというのです。しかし、肝心の瑞穂農場の説明ではなく校長の説明なので埒があきません。
そのメガファームは放牧ではなく、1200頭の乳牛をコンクリートの牛舎に入れて飼うというもの。標高1300mに建てられるメガファームは大きなリスクをはらみます。疫病が出れば全て殺処分、大学校の敷地内に埋めなければなりません。火山の土砂は崩れやすく、台風や豪雨による停電が起こったらどうなるか。何より、大学校のあたりには水源となる場所が散在し水の汚染も心配です。
原村には大きな川が無く、先人が汐(セギ)を掘って湧き水を田んぼまで曳いてきています。その汐を利用している区が「その計画には同意できない。」と声をあげました。また、原村に移住してきた周辺の住民達は「自然の美しい景観を損ね、原村のイメージダウンにつながるのでは。」と「八ヶ岳の水とメガファームを考える会」を立ち上げました。原村のパンフレットの表紙を飾ってきた芝生と阿弥陀岳の姿が美しい八ヶ岳実践大学校、牛がのんびりと草を食む姿は私達の心を癒してくれます。一体何が問題で、どうしたら解決できるのか。ただ反対では済まされない問題です。考える会では、早速勉強会を開くことにしました。
第1回目の講師は、北海道でメガファーム牧場長を務めた経験をもち、現在は京都で自然農場を営む氏本長一さん。テーマは「メガファームの光と影」。メガファームが抱える問題点を支えているのは消費者であるという言葉がズシンと心に響きました。
次のテーマは「八ヶ岳山麓の水と地質」についてです。この問題を皆さんも是非考みていただけませんか。
今年の星空のイルミネーションは、点灯式もオンライン。人が集まる星空市もありませんが、中高生がプログラミングした光と音楽の共演がすばらしい。接触を避けるためにスイッチは光をかざす仕組みに。若いセンスと技術が奏でた今までにないイルミネーションです。25日までの点灯ですが、NHKイブニング信州でも紹介されました。コロナ禍の中、明るい話題がうれしいです。
]]>そんな中、心を癒してくれるのは原村の自然といとなみです
今はすっかり田植えが終わっていますが、ちょっと前まで、水が張られて湖のような田んぼの姿が見られました。これもまた美しい。四季折々姿を変える田んぼは日本人の原点ですね。
こちらはズームラインから臨む北アルプスの山々。景観を守るため、ズームラインには電柱がありません。道の両側にはラベンダーが植えられ2015年頃まで、下の写真のように八ヶ岳をバックにみごとな紫色の花のベルトが観光客を出迎えてくれていました。
ところが、残念ながら現在は草ぼうぼう。美しい景観を維持するのは大変なことです。一度手を抜くとすぐに景観は壊れてしまいます。そこで、今年2月、ラベンダーを復活させようと「ラベンダー再生プロジェクト」を発足。地権者の皆さんとボランティアが手を組んで動き始めました。コロナの影響で予定通りとは行きませんでしたが、2〜3年放置したままで根の張った草取りから始め、やっと苗を植えるまでに漕ぎつけました。16日には20名程のボランティアが参加。地元の宮坂園芸さんに植え方を教えていただきながら600本のラベンダーの苗を植えつけます。今年の夏は花は期待できませんが来年が楽しみです。今後の課題は、どうしたらこのプロジェクトを持続させることができるか。一番むずかしい課題に挑戦です。
6月はオープンガーデンの季節。様々な鳴き声の鳥たちが庭を訪れ、色とりどりの花たちが庭を彩ります。今年は時間がたっぷりあったのでいつもより力を入れて庭づくりができました。10年経ってボロボロだった野の花の看板もきれいにリニューアルした矢先のコロナ自粛。でも、自分でも納得のいく出来栄えに気持ちはスッキリ!
今日は朝から雨。いよいよ梅雨入りです。庭で作業をしていたら、毒蛾の毛虫にやられました。皮膚科に行ったら「これで10人目だよ。今年は多いね。」とのこと、皆様もお気をつけください。
まるやち湖はすっかり初夏の景色。自然は何事もなかったかのように時を刻んでいきます。
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緊急事態宣言と県からのゴールデンウィーク中の休業要請を受け、ペンション野の花も4月24日から5月6日まで休業させていただくことにしました。冬眠から覚めてスタートしようとした矢先。早くから予約をしてくださったお客様本当にごめんなさい。
思うに、この緊急事態は自然災害の一つではないかと。人間にとっては迷惑な災害ですが、地球からするとバランスを取り戻すための自然現象。人は自然と共生・共存しなければ生きていかれません。地球が我慢してきた分人間も我慢するしかない。
ということで、原村にお出でになれない皆様にゴールデンウィーク中の様子を発信いたします。まずは、標高1000mに咲く桜の名所のご紹介。
上の写真は、室内公民館横の桜と水仙のみごとな共演です。小高い丘の上からは、東に八ヶ岳、南には甲斐駒ヶ岳がきれいに見えます。
こちらは、原村では1番のお花見の名所、深叢寺の桜。今年は残念ながらコロナウィルスのため、お花見禁止の立て札が。
こちらは菖蒲沢のしだれ桜。樹齢100年ほどのしだれ桜の巨木です。見る角度によって全く違った姿を見せてくれます。
臥竜公園、薬師堂を飾る桜。近くにはゲートボール場がありいつも賑やかなのですが、今は静まり返っています。
高台にある柏木の公園にある桜、色が濃いのが特徴です。
車で30分程走れば、これらの見事な桜を見て回ることができます。歩いて回ることも可能です。
これから桜前線は標高の高い所へと移動してきます。次回をお楽しみに。
3月の後半から、会議、イベントがことごとく中止となり、私の仕事も無くなって庭に出る時間が増えたせいでしょうか、鳥達と出会う機会が増えました。
窓の外につる下げたウメモドキの身を食べにやってきたショウビタキ。
スズメよりずっと大きく、黄色い大きなくちばしが特長のイカル。
この他、「ツツピー、ツツピー」と泣き、胸にネクタイをしたような黒い模様のあるシジュウカラや、赤い帽子をかぶったようなアカゲラなどがやってきます。遠くからは「ケーン、ケーン」とキジの鳴く声も。「野鳥の図鑑」が手放せません。
こちらはテレビの中の鳥が気になって仕方がないミラの姿。外ではいっちょ前にハンターのまねごとをしますが、成功した試しは無し。
日本の対策法だとまだまだ収束には時間がかかりそうです。命がけで医療最前線で働いてくださっている皆様に感謝しつつ、自分にできることをするしかありません。皆様も十分お気を付けください。
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コロナウィルスの影響は原村にも。小中学校は休校。卒業式は縮小され、村や社協のイベントは中止。図書館も貸し出しのみとなりました。今、地球上で起こっている感染症も異常気象もバッタの大発生もその根っこは同じだと思っています。人間がそのことに気づいて行動しなければ、また同じような問題が起こるのではと案じているのは私だけでしょうか。
でも、春は着々と近づいています。実践大学校の牛たちは暖かい日差しにまどろみ、花の直売所には色とりどりのビオラが満開です。ペンションの白樺の枝では小鳥たちがさえずり、枯葉だらけの庭には薄紫色のクロッカスの花が身を寄せ合うように咲いていました。
でも、油断はできません。突然の雪景色。例年より早いといえども、原村の春はまだもう少し先のようです。
すっかり氷が融けたまるやち湖の水辺では、ガマの穂が弾けて白い綿のようになる、早春ならではの景色が見られます。
ミラは雪景色には外に出ようとしないのに、雪がなくなると外に出てはキャットミントの若葉に鼻を摺り寄せたり、タイルに背中をスリスリさせてご満悦です。「世界中のコロナウィルスが早く収まるといいなあ」と空を見上げるミラなのでした。
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原村のお正月はどんど焼きで終わります。丸太で組んだやぐらに正月飾りや門松などを飾って燃やし、炎にあたって厄を払います。今年も子ども達が繭玉をつけた柳の枝を持ってたくさん集まりました。
原村ではボランティアのための講座が定期的に開かれ、この日は「大人のための福祉教室」で車いす体験です。写真は「ジンリキ」を付けて人力車のように車いすを引っ張っています。坂道でもでこぼこ道でもすいすい動けて防災グッズにも使われる優れものです。
八ヶ岳山麓から魅力的なアーティストがたくさん生まれています。「八ヶ岳ストリーム」では、UAを始め様々な演奏や踊りを4本の御柱に囲まれたステージで披露してくれました。子どもからお年寄りまでみんなが家族になったような素敵な演奏会でした。
自然文化園では「クラフトフェア」開催です。大研修室には原村のクラフトマンたちが一堂に会し、手作りの品を売ったり、体験コーナーを開いたり、美味しくて楽しいイベントでした。外では地域おこし協力隊坂口君の焼きいもも。
そして、夜は「アイスキャンドル」。坂口君が中高生のグループ「ハラカツ」と牛乳パックとコーヒー缶を使って400個のアイスキャンドルを制作。この暖冬で悪戦苦闘しつつ、みごと完成させました。
原村に住んでいると冬でも暇になることはありません。むしろ冬の方が楽しいことがいっぱいかも。ですから、あっという間に春になりそうです。そういえば、スノードロップの白い花が一つ顔をのぞかせていてびっくり。早すぎる!!
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明けましておめでとうございます。
昨年は「1秒が1年を壊す」を物語るような出来事が少なからずあり、縄文人も見たであろう初日の出を拝みながら、現代人はオリンピックなどとうかれていてよいものかと複雑な気持ちに。何から手を付けたらよいのか。まずは自分の置かれた立場でできることを始めるしかないのか。自問自答する日々。2020年が平和な年でありますように!!
原村に移住して気が付いたら早10年目。主任児童委員も2期目に入り、原村人として地域福祉にかかわる機会が増えました。黙っていられない性格は年女になっても変わらず。言いたいことが言える、そして実行できることは私にとって元気のもと。ペンションの方はバランスをとってリピーターさん中心にぼちぼちやらさせていただいていますが、それが長続きのコツ。ブログも然り。そんな私のわがままをお許しください。
かかわった12月のイベントの一部をご紹介。
まずは恒例「ペンション区しめ飾りづくり&年忘れ餅つき大会」から。コミュニティづくりにはみんなで作る美味しい食べ物が一番。貴重な数少ない子ども達を含め60人がつき立てのお餅をほおばりました。
「星空のイルミネーション2019」は原村近辺から集まった若い実行委員が中心になって手作りしています。さすが若い人のセンスはすばらしい。今年は諏訪地区のイルミネーションスタンプラリーにも参加しました。それを支えるのが私たちの務めです。
12月の科学部はクリスマス特集。松ぼっくりツリーとトイレットペーパーの芯で作った雪の結晶オーナメントです。中学生の発想はユニーク。個性豊かなツリーとオーナメントが出来ました。
23日朝、起きてみると一面銀世界。20センチほどの積雪。こんな日は「ママさんダンプ」の出番。腰を痛めないよう雪を切るようにしてダンプに乗せて運びます。おかげさまで10年でコツをつかみました。
申し訳ありませんが、ペンションはGWまで冬眠させていただきます。その間に英気を養い、皆様に再会できることを願っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
]]>11月はなつかしい出会いから始まりました。永田台小学校時代の同僚、久美子さんと志津枝さんです。紅葉は終わりかけていましたが御射池へ。初めて行った近くにある明治温泉のおしどり隠しの滝は見ごたえ十分。帰りは行列のできる蕎麦屋さん「みつ蔵」の天ざると卵焼きで大満足。
今月の原中科学部のメニューは「舞切り式火起こし器にチャレンジ!」火起こしのコツは火切臼の使い方にあるのですが、なかなか難しい。先生も参入して盛り上がりました。
原村には今は使われていない太鼓があることを知り、その太鼓を介護予防に使えないかとネットで調べていたら佐渡島で取り組まれている「エクサドン」を発見。「遠いなあ」と思っていたら、エクサドン設立に関わったというドラムサークルのファシリテーターの小倉さんがすぐそばに。これはやらない手はないでしょう。と、早速ドラムサークル体験を計画。若いママさんと子ども達から高齢者まで40人が集まりました。ファシリテーターの案内で即興で太鼓を叩きます。練習も間違いもないのでみんな思う存分叩いています。それが心を開放してくれるのです。世界的にも注目されているエクササイズです。
私は和太鼓を使うエクサドンが捨てきれず、埼玉アリーナにある和太鼓スタジオすわんどで行われたエクサドン体験会に参加してきました。やっぱり日本人の体の中に記憶されている和太鼓の響きは違うなあ。思いっきり叩けるのもいい。原村でもエクサドンが実現できることを夢見ています。
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台風19号、続く大雨では各地で甚大な被害が発生しました。 被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
この台風で、原村ペンション区や原山地区などに土砂災害警戒レベル4で全員避難勧告が出されました。これは原村でも初めてのことで、もみの湯には避難所が開設され33人が避難したということです。幸い、昨年のような倒木や大規模停電もありませんでしたが、避難者数は住民の1%ほど。避難の在り方が問われます。
ペンション区では、毎年防災訓練を行っていて、AEDの使い方について指導を受けたばかりのことでした。お客様対応やペットの避難をどうするか等、課題は絶えません。この時期、他にも日赤奉仕団のパッククッキング研修や防災グッズ紹介など防災にかかわる勉強会が続きます。
区では、毎月ワンコインランチも開催しています。高齢化が進む中、若い世代や子供たちも交えてのコミュニティづくりです。21回目となるメニューは、最近仲間入りした若いオーナー手作りののボルシチ。33人ものお客様で賑わいました。このような活動も防災には欠かせません。
台風通過後の八ヶ岳は今年初の冠雪が見られ、田んぼも刈り取りが終わって稲わらだけが残されました。朝晩は冷え込み、ストーブの出番です。
昨年から自然文化園では「クラフト市」が、実践大学校では「まるごと収穫祭」が同時開催され、車が渋滞するほどたくさんのお客様であふれました。どちらのイベントでも人手が足りず、そのお手伝いでてんてこまい。1000人分の豚汁の振る舞いでは「被災地への義援金」の協力も呼びかけました。八ヶ岳を仰ぐ紅葉し始めた文化園や大学校の景色に圧倒されながら、近頃「人間は自然の中で生かされているんだ」という謙虚な気持ちが失われてきているのではないかと危惧しています。
今年初めて赤いブドウのような実をつけた五味子。お酒につけるととってもおいしいと聞いて早速漬け込んでみました。楽しみー!
久しぶりに遊びに来たルークとミラは仲良くひなたぼっこ。寒ーい冬に向かう原村では太陽の恵みは大切にいただきます。
次のイベントは11月16日(土)の点灯式から始まる「星空のイルミネーション」。週末イベントのステージ演奏に乞うご期待です!!詳しくは、チラシやホームページをご覧ください。
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申し訳ありません。8月はブログを書く余裕も無く9月に入ってしまいました。青い空はすっかり秋の雲。ソバの花は色あせましたが、黄金色に輝く田んぼの畔道に咲くあざやかなコスモスの花が風に揺れていました。
この夏はまたうれしい出会いが。まずは定年間近、最後に担任した永田台小学校4年生だった成美さんと茜さん。今は二人とも大学生です。そして、まだ30代の頃、森中学校時代に元気な中学生相手に一緒に奮闘した幸子さんがご主人、お嬢さんと。なつかしい出会いがあるたびに、ペンションをやっていてよかった!と思います。さあ、あと何年がんばれるか。
9月に入るとお客様も一段落。数年ぶりに会う多美さんと初めてという八ヶ岳小さな絵本美術館へ。すっかり気に入ってしまったご様子。次回の特別展は「うちだりさこ展」これは見逃せません。
その後は、これも初めてという御射ヶ池へ。東山魁夷の絵画の中に入り込んだような景色にこれまた感激。帰りには静かな尖石考古館で縄文のビーナスに出会い、「東京の縄文展で見た人ごみの中の縄文のビーナスはなんだったの?」ですって。
これは、ツリフネソウ。よく見ると葉っぱの付け根から花がぶら下がっているでしょう?林の中でよく見かける花です。アナベルの白い花は薄緑色に色づき、芝生の庭には白樺の落ち葉の模様がつき始めました。秋はもうすぐそこに・・・
]]>八ヶ岳山麓のそばの花が満開になりました。でもまたすぐ梅雨空にまいもどり。
クラフト市は最後の日が雨模様で、寒いくらいの日も。でもあざやかな緑いっぱいの中に色とりどりの作品が並ぶ原村のクラフト市はお客様にも作家さんにも大人気。
今年はクレマチスがみごとな大輪の花を咲かせてくれました。カンパニュラの花もすずなりです。ホタルブクロの花があちこちで咲き始めると本物の蛍の出番です。
長雨でこんな不思議なキノコを発見。ホウキダケの仲間?とにかく一日中ではありませんが毎日雨が降っているって感じです。
今、野の花の庭は食べられる実がピークを迎えています。ユスラウメ、スグリ、フサスグリ、ワイルドベリー、ジューンベリーなど食べ放題。ご近所さんからはブルーベリーとカシスが届きました。自然の恵みです。
去年と比べると、涼しくて過ごしやすいのですが、これほど雨が続くと憂鬱になります。農家さんも深刻です。
「星空の映画祭」は復活してから10年目を迎え、記念のトークイベントがありました。1980年代に初めて野外のスクリーンで上映したのが「風の谷のナウシカ」だそう。ペンションの柳平さんと新星劇場の柏原さんがほぼ二人で準備から運営までこなしていたけれど、お互いに高齢になり2006年を最後に休止されました。その後2010年、野外での「ジュラシックパーク」に感動した武川さんら映画好きの若者が集まり4年ぶりに復活させました。でも、続けることも大変なこと。今度は私たちが休止にならないよう支援していかなければと思っています。皆様もご協力をお願いします。
この他、待ちに待った高原朝市も始まりましたよ。皆様、夏はどうぞ原村へ。
ミラとルークは今別々に暮らしていますが、時々ルークが遊びに来ます。この日も広々としたペンション内を自由気ままに動き回っていました。2匹そろってちょっとおもしろい構図になったのでパチリ!ルークに会えてミラもうれしそう。
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原村も梅雨に入りました。ほとんどの田んぼは田植えが済み、夜は蛙の大合唱。
毎年思うのですが、田んぼは日本人のいとなみの原点、癒されます。
癒しと言えば、ガーデニング。若い頃、植えても枯らすばかりだったベランダの植物。それが、手をかけてあげると必ず答えてくれることがわかり、最近は暇さえあれば雑草をとったり、肥料をあげたりする毎日。人間社会で忙しすぎる日々を送っている私にとって、世の中のしがらみをすべて忘れ、庭に出て花のことだけ考えているとあっという間に時間が過ぎます。
今年は、木を伐採して日当たりがよくなったせいか裏のレンゲツツジがみごとに咲いてくれました。去年移植したクリンソウは湿った所が大好きです。
去年咲いてくれなかったツリガネズイセンが今年は満開です。下は、宿根亜麻。寒い所が好きで、風に揺れる青い可憐な花がかわいい。6月は、ゲラニウムやバイカウツギなど次から次へと新しい花が開花していきます。私はまだまだ新米ですがオープンガーデンには最高の季節です。
今年で築40年となる「ペンション野の花」は外観をリニューアルしました。前オーナーが大切に使っていて下さったのでとても助かっていますが、昨年の台風の被害を受けて決断しました。どこが変わったかわかりますか?
まるやち湖もすっかり初夏の装いで、皆様をお出迎えします。梅雨が晴れたらペンションビレッジもいよいよシーズン到来です。
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「野の花」の連休のスタートは悲惨なものとなりました。
28日朝、庭に出てみると霜柱が。まずい!と思って見た先には無残にも蝋細工のようにしおれたゼラニウムが・・・冬の間室内で赤い花を咲き続けてくれたゼラニウム。外に出した途端、マイナス5度という想定外の気温に成すすべもなく全滅しました。天気予報をしっかり確認しなかった私が悪かったのです。そして、その日の昼ごろ空に不思議な虹が。「環水平アーク」という珍しい現象とのこと。太陽の周りを取り囲むようにできた逆さの虹です。
30日には、前のオーナーの時代にしょっちゅう来ていたんですよ、とおっしゃる樋口さんご家族がご宿泊。楽しいおしゃべりの花が咲きました。
1日には、教え子の小泉君とDeNAの話で盛り上がり、2日には後輩2人と伊那の「世紀のパワースポット分杭峠」に行ってみようということに。杖突峠の絶景を眺めながら車で40分ほど。マイクロバスに乗り換えて着いた分杭峠は、何もない崖のような所に丸太で作った腰掛があるだけ。じっと座って待つこと小1時間。「うーん、何か感じた?」と顔を見合わせて帰りの途に。ただ今「分杭峠を100倍楽しむ本」を読書中。帰りは「かんてんぱぱガーデン」で、おいしい寒天料理に舌鼓。こちらは十分納得です。
3日の朝は「デリ&カフェK」で「卵かけご飯」を食し、文化園前に開店した「BARN」でパンを買い、富士見駅ではる姉を拾っていつもの長坂「アンデルセン」へ。ランチは芸術村近くの「ロプチューティーガーデン」でおいしい紅茶と創作料理を堪能。最後はリゾナーレから引っ越してご無沙汰だったスエーデンのヴィンテージ家具のお店「スコーゲン」で素敵な気分に浸って、帰路野の花へ。
4日には、「行ったことがない。」と言うみい@スタッフとはる姉。それはもったいないと、みい@スタッフの運転で「上高地」へすわ出発!1時間半程でさわんどバスターミナルに到着。そこからバスで30分。大正池に降りた途端、二人ともスマホで景色を撮りまくりなかなか前に進みません。日本でないような景色に感動しまくり。途中、定番の帝国ホテル「アップルパイと紅茶」で一休み。50年前とほぼ変わらない上高地がそこにありました。連休で人は多かったものの、天気に恵まれ満足の一日でした。
5日は「デリ&カフェK」のヘルパーとして皿洗いの仕事。昨年オープンして5月でちょうど1周年。人手不足のご時世、ペンションの女性達がヘルパーとして昼時3時間だけ応援しているのです。この日は皿洗いが追い付かない程忙しく、大分軌道に乗ってきたようで「お母さん」としてはほっとしています。
この10連休は、お客様、教え子、後輩、娘達とふれ合える贅沢な連休となりました。感謝、感謝です。
ミラは、春になるとペンションの周りをぐるぐる散歩しています。その後を追っていたら見つけました。「アミガサダケ」です。フランスでは人気のあるキノコだそうです。でも、生食は危険。干してからスープにしてみようと思います。乞うご期待!
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3月の雪はお日様が出ると同時にどんどん融けていきます。
朝晩はまだ寒いけれど、日中はコートもいらない暖かさになりました。
庭の福寿草は11輪にも増えて、お日様に向かって前ならえ。
文化園の湿性花園にはザゼンソウが仲良く抱き合うように咲いていました。
春の楽しみ第1弾。「杣人の会」のイベント、キノコの菌打ちです。
コナラの木にドリルで穴を開け、菌のついた種駒を打ち込みます。
今年は、シイタケとナメコです。1年眠らせておくと秋には収穫できるとのこと。たくさん出てきますように!
第2弾は子ども達と一緒に「手前味噌づくり」まずは山梨県産のの大豆を大きなお鍋で4時間煮ます。次に麹と塩と一緒にしてポリ袋の中でよく潰し、混ざったらテニスボール程の団子にして木樽の中に投げ込みます。最後に和紙を乗せ空気を抜いて10月までお蔵の中で寝かせればおいしいお味噌の出来上がり。こちらも秋が楽しみです。
最後は、自然文化園で「ゴッチャナイト」。アマチュアダンスの発表会のようなイベント。子どものダンスから、ベリーダンス、フラメンコ、フラダンス、創作ダンス、ストリートダンスとごっちゃごちゃ。でも、一夜にしていろいろなダンスが楽しめて世界旅行をした気分。最後はみんなでごっちゃごちゃになってディスコタイム。まだ寒い早春ににこんな熱い夜があってもいい!!
今年は雪が少なく暖かいので水仙やチューリップの芽がもう顔をのぞかせています。でも桜はまだ固い蕾です。桜が咲くのはゴールデンウイーク前後。野の花もお客様をお迎えするための準備に励みます。
]]>今日はぽかぽか陽気。絶好のお散歩日和。
まるやち湖の氷もところどころ融け始めているようです。
自然文化園のデリ&カフェ「K]では「カレーバイキング」が催されているというので出掛けました。といっても、厨房のヘルパーとして。今、どこへ行っても人手不足。そこで、ペンションのおかみさん達がヘルパーとして入っているのです。若い人達が立ち上げたデリ&カフェ。できるだけの応援をしたいという思いから始まった事業です。
今年は雪が少なく農家の方が心配していました。毎年開催しているスノートレッキングは中止に追い込まれ、真っ白な八ヶ岳連峰と裾野を写真に撮ることもできず残念。
野の花では半月以上も早く福寿草が黄色い花を咲かせました。
春一番乗りのスノードロップも2株「雪がないのに、出てきてもいいの?」と、うつむき加減に頭をもたげています。
こんな風景が見られるようになると、春が近いという証。朝晩はまだ氷点下の世界ですが、昼間はコートを脱いでも寒くない程です。
縄文の里でもある原村の人々はたくましい。寒い中でもいろいろ工夫しながら楽しんでいるんですよ。
子ども達は「ジュニア教室」で、縄文時代の狩り体験にチャレンジ。自分で枝にひもを結びつけて弓を作り、張子のイノシシ目掛けて矢を射る。やってみると結構難しい。でも、子ども達はすぐに上達し、イノシシはボコボコになってしまいました。
大人達は暖かい家の中で、先生の伴奏に合わせて大きな声で歌を歌います。野の花では月1回「歌声カフェ」を開催しています。ストレスはためてはいけません。歌った後のすがすがしさとおしゃべりとお漬物は堪えられません。
ミラは家の中でいたずら開始。「外に出たいなあ」といつも玄関のドアから外をのぞいています。もうすぐお雛祭り。その後は卒業式・入学式と忙しくなります。野の花もそろそろお客様をお迎えするペンションモードに切り替えなければ・・・
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明けましておめでとうございます。
野の花は、新しい屋根と外壁で新しい年を迎えました。
中に住む人間は変わりませぬが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
横浜からはる姉参上。久々に清里に行ってきました。
うわさの萌木の村ロックのカレーはおいしくてボリューム満点でした。
清泉寮には氷のリースがかざられ、裏から眺める八ヶ岳もなかなかです。
元旦には娘たちと「ボヘミアン・ラブソディ」を鑑賞。
立ち上がって一緒に手をたたきたかったけど・・・
涙があふれて止まらなかったのは私だけ?
新年と言えばどんど焼き、今年もペンション区と原山自治会でやぐら組みを行いました。高齢化で、やぐらを組むのも一仕事です。
帯状疱疹後遺症の神経痛がいまだ治らず、健康のために文化園を散歩しようかなと、いつまで続きますか・・すると、ヤドリギが赤や黄の実をつけて鳥を待っていたり、葉を落とした木々がオブジェのよう。寒いけれど冬の文化園も見どころ多し。
この子は萌木の村からやってきました。かわいいでしょ。ミラは見向きもしませんが。
2019年が、皆様にとって幸せな年になりますように。
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