とうとう原村にも雪が積もり、昼間の最高気温が零下の世界となりました。。
大変申し訳ありません。ペンション野の花は、ゴールデンウィークのコロナ自粛以来勝手に自粛をさせていただいて現在に至っております。
そんな中、10月に突如飛び込んできたのは「実践大学校がメガファームを誘致する。」というニュースです。校長はいつでも説明会に応じるというので行って見ると。実践大学校を運営している農村厚生協会が経営難に陥り、そのために土地を売ってメガファームを誘致するというのです。しかし、肝心の瑞穂農場の説明ではなく校長の説明なので埒があきません。
そのメガファームは放牧ではなく、1200頭の乳牛をコンクリートの牛舎に入れて飼うというもの。標高1300mに建てられるメガファームは大きなリスクをはらみます。疫病が出れば全て殺処分、大学校の敷地内に埋めなければなりません。火山の土砂は崩れやすく、台風や豪雨による停電が起こったらどうなるか。何より、大学校のあたりには水源となる場所が散在し水の汚染も心配です。
原村には大きな川が無く、先人が汐(セギ)を掘って湧き水を田んぼまで曳いてきています。その汐を利用している区が「その計画には同意できない。」と声をあげました。また、原村に移住してきた周辺の住民達は「自然の美しい景観を損ね、原村のイメージダウンにつながるのでは。」と「八ヶ岳の水とメガファームを考える会」を立ち上げました。原村のパンフレットの表紙を飾ってきた芝生と阿弥陀岳の姿が美しい八ヶ岳実践大学校、牛がのんびりと草を食む姿は私達の心を癒してくれます。一体何が問題で、どうしたら解決できるのか。ただ反対では済まされない問題です。考える会では、早速勉強会を開くことにしました。
第1回目の講師は、北海道でメガファーム牧場長を務めた経験をもち、現在は京都で自然農場を営む氏本長一さん。テーマは「メガファームの光と影」。メガファームが抱える問題点を支えているのは消費者であるという言葉がズシンと心に響きました。
次のテーマは「八ヶ岳山麓の水と地質」についてです。この問題を皆さんも是非考みていただけませんか。
今年の星空のイルミネーションは、点灯式もオンライン。人が集まる星空市もありませんが、中高生がプログラミングした光と音楽の共演がすばらしい。接触を避けるためにスイッチは光をかざす仕組みに。若いセンスと技術が奏でた今までにないイルミネーションです。25日までの点灯ですが、NHKイブニング信州でも紹介されました。コロナ禍の中、明るい話題がうれしいです。